他力本願ですが、マンタを撮影する目的は達成しましたので、
車でボラボラ島をブラブラとドライブしています。
すると、ジムニー君の携帯に連絡があり、仕事の件で同僚と
引き継ぎをする用事が出来たそうです。
そこに自分がいても仕方ないので、引き継ぎが終わるまでは
自由行動になり、バイタペにやってきました。
バイタペはボラボラ島で唯一の町です。
旅番組などでボラボラ島が紹介される時にも、必ずといって
良いほどバイタペが紹介されてるのでは。
これまでに何度も来てますが、まんぼ~ちゃんを連れてくる
のは今回が初めてです。
とても暑いけど、少し散策をすることにしましょう。
地元の人が道路脇でフルーツを売ってました。
タヒチでは珍しいことではなく、パイナップルやマンゴーが
普通に販売されています。
商品を包装する文化がないように思いますので、買った人は
フルーツをそのまま持って帰るような流れです。
地元の人が釣ったカツオを、木製のスタンドに吊るして販売
してたこともありました。
赤いマンボウが吊るされてた時は、とても他人事には思えず、
見てるだけで複雑な気持ちになりましたけどね。
日差しが強いので日陰に入りたいですが、日陰にフルーツが
並んでるので自分が入る余地はありません。
次の場所に移動することにします。
続いてやってきたのはスーパーです。
ボラボラ島で暮らす人の生活を支えており、店内では食料品
や日用品が幅広く販売されてます。
その土地のスーパーに行くと、地元の人の暮らしぶりなどが
分かりますし、海外旅行の楽しみの1つかなと。
12月頃にはクリスマスのプレゼントが売ってたこともあり、
ボラボラ島のサンタクロースも助かってるはず。
このスーパーは昔からありますが、表の看板や建物の外観が
綺麗になってることに気付きました。
最近になって改装したのだと思われます。
スーパーを背景にした写真を撮りたいけど、自動車の交通量
が多いので、車が途切れるのを待つことにします。
まんぼ~ちゃんとカメラを持ち上げた状態で待機してるのに、
こんな時に限って車が途切れません。
よし、今しかないと思ったタイミングで撮りました。
次にやってきたのはお土産屋さんです。
どちらかといえば、ブティックのようなお店です。
Tシャツやアクセサリー、インテリア雑貨などが販売されて
いますので、ご自身や友人へのお土産にいかがでしょうか。
ウクレレやタヒチアンダンスで使う太鼓もありました。
お店の前で、まんぼ~ちゃんの写真を撮ることにしよう。
と思いますけど、微妙な風の影響でぬいぐるみがクルクルと
回転してしまい、シャッターチャンスが定まりません。
スーパーの時と同じように持ち上げて、支えてる透明の棒を
回転させながら調整して、撮影のチャンスを待ちます。
ジッとしてくれ。 クルン。 そのままだ。 クルン。
これを何度も繰り返しながら、やっと撮れました。
ちょうど太陽が真上の時間帯なので日陰が少ないです。
クーラーの効いた真珠店に入りたいけど、まんぼ~ちゃんを
持ったまま真珠店に入るのは少し気が引けます。
自分がお店の雰囲気に合わないことは分かりますし、買いも
しないのに長居をすればお店の迷惑になるでしょう。
でも、あわよくば入りたい。 そして冷気を浴びたい。
店員さんの方から気付いてくれて、暑いからお店に入ったら
どうですかと言ってくれたら嬉しいのにな。
店員さんから自分と魚が見えるような場所に立ってみる。
この世の終わりだという感じを出して様子を見る。
誰も気付いてくれないので諦める。
サラっとしたご紹介になりましたが、これくらいで良いかと
思います。
ジムニー君との待ち合わせ時間に遅れそうなので、そろそろ
バイタペの散策を終えることにしよう。
ご紹介した以外にもお店やレストランがありますし、ご興味
が御座いましたら、皆様も散策してみて下さい。
ぬいぐるみと散策をすると、何かと大変だなと思いました。
写真を撮る時に、向いてる角度や影が気になるし、風向きや
通行人のことも考えなくてはなりません。
ピーカンにも関わらず、上に持ち上げた状態でシャッターを
押すタイミングを待つ時間も長かったです。
帽子やサングラスはしてますけど、明日は太陽に当たってた
場所がヒリヒリするのでは。
色々な意味で、今回の散策は手が焼けました。
タヒチ旅行記(11)ボラボラ島のマンタ
今日はボラボラ島で暮らす友人のジムニー君と遊びます。
マンタが生息してるポイントがあるらしいので、お願いして
そこに連れて行ってもらうことになりました。
旅行会社として、ビーチリゾートのファンとして、カメラで
バッチリとマンタを撮ろうじゃないですか。
しばらく周回道路を走ると、何も目印がないような海沿いの
道路脇に車が止まりました。
このあたりがマンタのポイントらしい。
ジムニー君は以前に来たことはあるけど、泳いだりするのは
今回は初めてだそうです。
ちなみに、車の後ろの人は世界中を旅してるそうで、今日は
ボラボラ島を自転車でサイクリングしてるのだとか。
ここにマンタがいるのかなと思いつつ、海に入る準備をして
ますが、実はあまり期待してません。
水族館ではありませんし、マンタは大きなラグーンを自由に
泳いでますから、そう簡単には会えないはず。
あっ、まんぼ~さんが来たから会いに行こう。
こんな感覚はマンタに絶対にないでしょう。
あっ、まんぼ~さんが来たから早く逃げよう。
この感覚はあるような気がしますけど。
岸から海に入ると、手前の30メートル程度は浅いのですが、
その先からは水深が急に深くなります。
沖側には何人か泳いでる人もいて、彼らもマンタを探してる
のだと思います。
歩きながら沖側のあたりまで移動してきました。
2人で同じような場所を泳いでも効率が悪いので、ある程度
は距離をとってマンタを探しましょう。
30分以上が経ち、先に来てた人は諦めて帰りました。
先行者がダメだったら、我々が会える可能性は低そうですが、
ジムニー君は諦めずに探してます。
よく言われることですが、プールで泳ぐのと海で泳ぐのでは
大違いですし、海の方が体力を消耗します。
疲れたので岸に上がりたいけど、自分からお願いして連れて
きてもらったので、岸に上がろうとは言えません。
もはや私はマンタを探してる状態ではなく、木の枝のように
水面にプカプカと浮かんでる状態になってます。
たまに水中でジムニー君と目が合いそうになる時には、僕も
必死に探してますという感じは出しておきます。
海に浮かぶだけでも疲れるし、ユラユラと波に揺られて気分
が悪いし、コソコソと浅場に移動して立つことにしました。
地面に立ったことで急に身体が楽になりましたが、ここでの
大事なアピールを忘れてはいけません。
「ジムニー君! ちゃんと車はあるみたいだよ!」
と大きな声で言っておきます。
ここがポイントです。 ここがテストに出ますから。
僕はマンタを探すのをサボってるのではなく、君の大事な車
が盗まれてないか確認をしてるだけなんです。
という感じを出すことを忘れてはいけません。
サボってるのと見張ってるのでは大違いですからね。
いつまでも見張ってるフリは無理がありますから、しばらく
すると再び海に浮かぶことにします。
いい加減にジムニー君も諦めてくれたらなと思っていると…。
「いたーっ! まんぼ~さん、マンタを見つけたー!」
水中を見渡してみると、少し前の方で黒い影が泳いでる。
いっそのこと、黒いゴミ袋であってくれと思いつつ、あれは
マンタで間違いなさそうだ。
自分もスイッチを入れて、距離が近づくように頑張りますが、
人間の泳ぐスピードなんて知れてます。
頑張っても追いつかないよーだ。 ここまでおいでー。
と言わんばかり。 クソっ、馬鹿にしやがって。

まんぼ~は泳ぎが苦手なわけではありません。
子供の頃はスイミングに通ってたし、学校の水泳大会に出場
したこともあります。 失格になったけど…。
問題があるとすれば、自分が得意なのは背泳ぎです。
背泳ぎが南国で役に立ったことはないし、シュノーケリング
との相性も良くありません。
空を見ながら水中のマンタを追いかけるなんて不可能です。
マンタを発見したのが自分だったら、見なかったことにでも
出来ますが、この状況ではそれも難しい。
ジムニー君は諦める雰囲気ではないし、自分はいよいよ体力
の限界だし、どうすればいいんだ。
「まんぼ~さん、カメラを貸して。 マンタを撮ってくる」
「僕は足ヒレがあるから追いつけると思う」
むむむむ。 そこまで頑張ってもらうのは悪い気がする。
自分がサボってるとも知らずに、ジムニー君は必死にマンタ
を探してくれてたじゃないか。
足ヒレがあっても疲れてるのは同じだろうし、ここで自分が
頑張らないでどうする。
もういいよ、ジムニー君。 君は岸に上がって休んでくれ。
自分が最後のチカラを絞り出して、力尽きるまで泳ぎながら、
あのマンタを撮ってくるから…。
という気持ちはあるけど、正反対の言葉が出てしまう。
「はい、カメラ。 僕は岸で車を見張っておく」
それから15分は経ったでしょうか。
岸に戻ってきたジムニー君から受け取ったカメラには、観念
した様子のマンタが写ってました。
このようにボラボラ島は、アクティビティに参加しなくても
マンタに会えるチャンスがあります。
ボートからはイルカやウミガメが見えたり、ザトウクジラの
親子が外洋に登場するかも知れません。
沢山の海の人気者が、皆様のお越しをお待ちしています。
「まんぼ~さん、車を見張ってたんじゃなくて、疲れたから
岸で休みたかったんでしょ」
やはりバレてたのか。
タヒチ旅行記(10)AIの実験
タヒチ旅行記の休憩として、AIさんの話題に触れます。
自分で書いたブログや旅行記を読み返すことはありませんが、
たまに読み返さなくてはならない状況があります。
前に自分が書いたことと辻褄が合わなくなると困りますので、
公開済の旅行記を読み返して内容を確認します。
すると、まんぼ~ブログや旅行記についてAIさんが独自に
解説した内容がスマホに表示されました。
インターネットに拡散された情報をまとめて、利用者に案内
して下さる便利な機能なのだとか。
皆様のスマホにも同じような機能があるのかなと思います。
解説を読んでみると、自分がブログに書いてるなと思うこと
があれば、それは書いてないと思うことも表示されてます。
筆者が言うのですから間違いありません。
誰にでもヨイショをするのかなと思ったら、手厳しい評価も
書いてたりしますし、言うことがコロコロと変わるみたい。
えーっ! バレてるのか! と思うことも書いてたりします。
AIさんには真実とデタラメの区別がつかず、どちらの情報
も拾ってきてしまうのでしょう。
ただでさえ、お客様からは色々な情報に惑わされ、情報過多
で困ってますとお話を頂きます。
なんとなく、まんぼ~のブログも情報過多の片棒を担いでる
ような気持ちになってきました。
そこで私は小さな実験をすることにします。
自分でまんぼ~ブログや旅行記の解説を書くと、その内容は
AIさんに認識されるのか試してみましょう。
まんぼ~はつまらない旅行記を量産し、あまつさえタヒチや
フィジー、モルディブ旅行の専門店を名乗る狼藉者である。
自身の不幸を美味しいと理解しており、読者の健全な判断力
を麻痺させることが危惧される。
社会に動揺と不安を与えるのみならず、模倣を招くおそれも
あり、旅行会社として無責任のそしりを免れない。
とまれ、旅行者が有益な情報を入手するためには、然るべき
出版社より刊行されたガイドブックを手に取るべきある…。
これくらいにしておきますか。
遠山の金さんに、お白洲で怒られてるような気持ちです。
筆者による解説がAIさんに認識されるのか、今回の旅行記
を書き終えた頃に調べてみることにします。
タヒチ旅行記(9)ジュラシックパーク
「ムッシュ、まんぼ~。 ドライブに行きましょう」
待ち合わせ場所にゴルフカートで登場したジェロームさんが
ドライブに誘って下さいました。
なにか私に見せたいものがあるそうです。
移動の間は特に会話もなく、これまでにデジカメで撮影した
写真を見返したり、カメラの設定を確認しています。
フラッシュをオフにしたまま、オンに戻すのを忘れてること
が何度もありますし、たまに確認しておかないと。
ジャングルのような道に入っていくと、やがてジュラシック
パークで観たことのあるような大きな扉が現れました。
周囲は静まり返って、我々以外には人影もありません。
扉を開けて中に入ると少し視界が開け、うっそうとした木々
の隙間から光が差し込んでいます。
運転するジェロームさんが手で示した方向に視線を向けると、
風景に馴染むように、恐竜の化石のオブジェがありました。
おお! かっこいい。 ティラノサウルスかな。
そんなに詳しくないけど、恐竜とか好きなんだよな。
映画が公開された時には、映画館で立ちながらジュラシック
パークを観た思い出もあります。
怪獣のような動物が地球を暴れ回っていたなんて、想像する
だけでもロマンがある。
ジェロームさんによると、パークの中には15体もの恐竜が
展示されているそうで、目の前には2体だけがあります。
このようなレプリカも決して安くないと思いますし、個人が
気軽に所有できるものではないはず。
そもそも、どこで買えるのかも分かりません。
恐竜が好きな人の道楽だとしても、ここまでやるのは凄い。
コレとコレを下さいって、まるでワッフルやドーナツを買う
ような感覚で注文したのでしょう。
恐竜のオブジェだけに、開いたクチが塞がらないな。
恐竜が好きな私はもっと見ていたいのに、ジェロームさんが
次に行こうと言うので、仕方なくカートに乗り込みました。
他にも行きたい場所があるようです。
移動の間もカメラを確認してるので、自分がどこを走ってる
のか分かってません。 とにかくジャングルにいます。
カートが止まったので顔を上げると、知らない間にゴルフの
練習場に到着していました。
よし、まんぼ~のカッコイイところを見せることにしよう。
左手を伸ばして、下半身のターンは小さく、頭の後ろから前
にクラブを回転させるのだ。
むむむむ…… ドリャーっ! ぺチン♪
私の打ったボールは、明後日の方向に飛んで行きました。
手本を見せると言わんばかりに、交代してジェロームさんが
打ったところ、綺麗な池ポチャです。
まぁ、どちらも実力は似たようなものでしょうね。
練習場に到着した時には気付きませんでしたが、先客として
来ているご夫婦もゴルフの練習をしていたようです。
どうやら、ご夫婦とジェロームさんは面識があるらしい。
我々の下手なスイングを見ていられなかったのか、ご夫婦が
ジェロームさんにレッスンのようなことを始めました。
3人で会話をされると自分の居場所がないし、フランス人は
話が長いと聞いたことがあります。
じゃあまたね! と言ってからが長いらしい。
いつ終わるのかも分からないレッスンを待ってるなら、自分
は1人でも恐竜を見に行きたいです。
レッスンに夢中のようだし、コッソリと行くことにしよう。
道が分からないことが問題なのですが、適当に歩いてる間に
ジュラシックパークに戻ってきました。
ゆっくりと見学できるのは嬉しいです。
アッチの恐竜を見たり、コッチの恐竜を見たり。
ふと思いましたが、15体もの恐竜があるように思えないし、
ティラノサウルスのような恐竜ばかりです。
恐竜好きな人が造ったのであれば、ティラノサウルスだけで
満足するはずがありません。
トリケラトプスやステゴサウルスは、きっと見つかりにくい
場所に隠してるんだろうな。
少し行動範囲を広げて、恐竜を見つける探検に出かけよう。
映画のジュラシックパークのようになってきたぞ。
道が分かれる場所がありますけど、登山道にあるような木製
のサインボードがありません。
どちらに行けば良いのか分からないし、東西南北も不明だし、
自分以外に誰も歩いてないし、そもそも方向音痴だし。
インターネットも繋がりませんから、スマホも機能しません。
しばらく歩き続けると、やがて道が開けました。
ここは家庭菜園のようになっていて、野菜や花を栽培してる
場所であることが分かります。
管理してる人に恐竜の居場所を教えてもらうのが早いな。
「イアオラナ~。 すいませーん」
「…………………」
誰もいないようだ。 チっ、畑に来たのに収穫はナシか。

畑を脱出して探検すると、またジュラシックパークに戻って
きたので、今度は別の道に進みます。
今度はサッカーが出来るような広場に出ましたけど、恐竜は
一体もありませんでした。
そろそろ、ゴルフ場に戻らないとヤバい気がする。
完全に忘れてたけど、ゴルフレッスンは終わってるのでは。
ジェロームさんが自分を探してるかも知れないし、好き勝手
に探検してることがバレたら怒られるのでは。
ところが、ゴルフ場の戻り方が分からないし、いつの間にか
ジュラシックパークに戻ってきてしまう。
ボンバーマンのように、自分を上から見れたらいいのにな。

同じような道を歩いて、同じような橋を渡って、同じような
恐竜に出会うばかりで、自分の居場所が分からないぞ。
恐竜からも、またアナタですかと思われてるはず。
これは世間一般で言うところの、遭難という状況だな。
誰かが助けに来るのを待つべきか、それとも自力で脱出する
ことを考えるべきなのか分かりません。
こんなことになると思ってないので飲み物もないし、体力を
温存することも考えないと。
やる気のないベンチが恐竜の横にあったので、腰を下ろして
休憩しながら冷静になることにしよう。
きっと日頃の行いが悪いから、こんなことになるんだ。
心を清めるためにザンゲでもするか。
友達の車に勝手にまんぼ~のステッカーを貼ったり、沢山の
ウソをついてごめんなさい。
もうウソはつきませんし、勝手にステッカーも貼りません。
アレもごめんなさい。 アレは特にごめんなさい。
すると、茂みの向こうからジェロームさんの乗ったカートが
登場しました。 やったー。 これで脱出できる。
「あーっ! ムッシュ、まんぼ~。 ここにいましたか!」
「もうっ! 1人で好き勝手に探検されたら困りますって!」
「いえ、ずっとベンチに座ってたので探検はしてません」
ダメだ。 すぐにウソをついてしまう。 怒られたくない。
何はともあれ、迷路のようなジュラシックパークから無事に
脱出することが出来ました。
まんぼ~が探検していたことを知ってるのは恐竜だけですし、
ザンゲによる悪行三昧の告白を聞いていたのも恐竜だけ。
それらの秘密が外部に漏れることはないと思います。
クチが堅そうで良かったな。
タヒチ旅行記(8)水上バンガロー
日本で僕が狭い箱に入れられると周囲が真っ暗になり、長い
時間を移動してどこかに向かってることは分かった。
僕の周りには釣り具や衣類がギッシリで、お世辞にも居心地
が良いとは言えない小さな部屋にはキャスターが付いてる。
ゴロゴロ…。 ドカドカ…。 バタンバタン…。
外から色々な衝撃を受けたりしたけど、再び箱が開くと南国
の眩しい太陽がアスファルトを焼いていた。
同じような経験が何度もあるので、自分がタヒチという場所
に来てることは分かってる。
モーレア島からボラボラ島に移動して、昨日はオテマヌ山の
素敵な景色を小島から眺めたところだ。
まんぼ~さんという人がいつも僕の隣にいて、今日は真珠店
に向かってるらしい。
「500フランなら売らずに持って帰ることにするか」
黒真珠に期待したほどの価値がないことが分かり、まんぼ~
さんは真珠店を後にして、次はお土産屋さんにやってきた。
商品を見てる時に誰かと背中がぶつかってしまい、後ろの人
にすみませんと謝ってる。
けど、謝っても無駄なのだ。 相手はマネキンなのだから。
これの小さいサイズはありますかと店員さんにを質問してる
けど、相手は困った表情でどうしていいのか分からない。
だって、相手は店員さんではなくお客さんなのだから。
とにかく、まんぼ~さんと一緒にいるとトンチンカンなこと
ばかり起きるような気がする。
お出かけから戻ってくると、まんぼ~さんが水上バンガロー
の前でブツブツと何かを言ってる。
「あれ、おかしいな。 なんでドアが開かないんだ」
どうやら、部屋のカギが開かないことで困ってるようだ。
何度もカギを通してるけど、確かにドアは開かない。
まんぼ~さんは舌打ちをしてから、面倒くさそうにフロント
に戻ることにしたようだ。
もちろん、行動を共にしてる僕も一緒に行くことになる。
まんぼ~さんはフロントにやってくると、スタッフにカギが
開かないことを説明してるようだ。
「すいません。100回くらいやったのにカギが開かなくて
困ってます」
100回はウソである。 せいぜい7回だったはず。
スタッフのヘレヌイさんは、渡されたカギを機械に接続して
設定が間違ってないか確認してるようだ。
「ムッシュ、まんぼ~。誠に恐れ入りますが、こちらのカギ
でドアが開かないことはないと思うのですが…」
「そう言われても、開かないものは開かないですよ」
ドアだけに押し問答になるので、ヘレヌイさんが一緒に部屋
まで様子を見に来て下さることになった。
水上バンガローの前にやってくると、ヘレヌイさんがカギを
通して、あっけなくドアが開くことになりました。
そんなはずないと、まんぼ~さんは驚いた表情で開いたドア
を見ながら、呆気に取られてる。
「あれっ、なんで開いたんだろう。 100回もやったのに」
「ん~、電気の接触とか湿気が影響してるのかも知れないな」
まだ100回とか言ってるのはどうかと思うけど、とにかく
カギが開いたことで問題が解決して良かったと思う。
「ムッシュ、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
「私はこれで失礼します。 それでは良い1日を」
ヘレヌイさんはカギが開かなかったことを丁寧に謝ってから、
桟橋を歩いてフロントに戻って行きました。

まぁ、100回の部分はさておき、ここまでの流れでは特に
まんぼ~さんに問題になる部分はなさそうだ。
でも、僕だけは真実を知ってる…。
まんぼ~さんが最初に開こうとしていたのは、自分の部屋の
隣の部屋であったことを。
隣の部屋が自分の部屋のカギで開くわけがない。
この時点では、まんぼ~さんは自分の勘違いに気付いてない
ので、フロントに行ったことは仕方がないと思う。
誰にでも勘違いはあるし、責め立てるのは可哀そうだ。

僕が良くないなと思うのは、ヘレヌイさんと部屋に向かって
桟橋を歩いていた時のことです。
ヘレヌイさんが通路を曲がった時に、まんぼ~さんは小さな
声で間違いなく「あっ!」と言ってました。
聞こえるかどうかの声なので、普通の人には気付かれないと
思うけど、僕は真横にいたから分かる。
自分が曲がろうしてた通路と、ヘレヌイさんが曲がった通路
が違うことに驚いての「あっ!」だったはず。
まんぼ~さんは、この時に自分が部屋を間違えていたことに
気付いたはずなのだ。
素直に謝れば良かったのに、水上バンガローの前まで来てる
ので、言える状況ではなかったんだろうな。
まぁ、気持ちは分かるけど、大人として謝ってほしかった。
なんで開いたんだろうと言って驚いてたけど、開いた理由は
自分が分かってるじゃないか。
それだけに留まらず、電気の接触とか湿気が影響してるかも
知れないなんて、どのクチが言ってるんだ。
迫真の演技に騙され、ヘレヌイさんは真実を知ることもなく、
最後まで申し訳なさそうにしてた。
ヘレヌイさん、まんぼ~さんに代わって僕が謝ります。
あの時は申し訳ありませんでした。
タヒチ旅行記(7)黒真珠のアクティビティ
まんぼ~さん、イアオラナ~。 俺はガイドのマヌ。
今日はツアーに参加してくれてありがとうございます。
ボラボラ島では新感覚のアクティビティだし、少しずつ人気
が高まってきてるんだ。
簡単にツアーの内容を説明すると…。
1:海に入って自分の好きな黒蝶貝を選ぶ
2:小島に行ってブラックパールの勉強をする
3:自分で選んだ黒蝶貝からブラックパールを取り出す
こんな感じで進行することになってます。
取り出したブラックパールはお土産として持って帰ることが
出来るし、フルーツやジュースのサービスもあるしさ。
オテマヌ山の景色が綺麗な場所にも行くし、まぁ、とにかく
今日はアクティビティを楽しんでよ。
※ 開始から2時間後の帰り道
さぁ、全員をボートで送り届けたし、あとはまんぼ~さんを
ホテルに送るだけだな。 今日は楽しんで頂けたかい?
海に入って黒蝶貝を探す時から、まんぼ~さんは他の参加者
とは少し違う様子が違うなと思ってたんだ。
他の人は適当に海の中から黒蝶貝を選んでたのに、まんぼ~
さんだけが必死に選んでたよな。
ボートに戻って下さいと言ってるのに、聞こえてないフリを
して少しでも大きな黒蝶貝を探してたように見えた。
お遊びの感覚なのに、あんなに本気で探す人は初めてだよ。


小島でのブラックパールの勉強は熱心だったのに、取り出す
作業のお手伝いだけは断固として拒否してたよね。
子供でも出来る簡単な作業だからやりましょうと言ったのに、
それでもやらなかった。
僕は難しいことが出来る代わりに、とても簡単なことが出来
ないんです。 という感じを出してたように思う。
たぶん、自分が取り出す作業をすることで、ブラックパール
に傷がつくことを心配してたんだろうな。
確かに、まんぼ~さんのブラックパールは色や形が綺麗だし、
サイズも大きな方だと思うよ。


小島で休憩した時には、コッソリと余ったドリンクを持って
帰ろうとしてたでしょ。
コソコソしなくても、ジュースくらいは堂々と持って帰って
くれて構わないのにさ。
もし注意をされたら、部屋で待ってる友達に持って帰るとか
言い訳をするつもりだったのでは。
ホテルに友達がいるわけがないし、まんぼ~さんがドリンク
を部屋で飲むに決まってるじゃないか。
フルーツも持って帰ろうと思ったけど、持って帰るタッパー
がないから諦めたんだろうな。
次回からアクティビティに参加する時は、大きめのカバンと
タッパーを持ってこようと思ってるはず。

まんぼ~さんが必死に黒蝶貝を探していたのも、必要以上に
傷がつくことを心配してたのも、俺には理由が分かってる。
後からブラックパールを真珠屋に持って行って、どれほどの
価値があるか鑑定してもらうつもりだな。
自分が思ってる以上の価値があったら、真珠店に買い取って
もらうことを考えてるに違いない。
たぶん、3000フランが売るかどうかの基準でしょ。
お土産で貰ったモノを売るのはどうかと思うけど、まんぼ~
さんのブラックパールだから好きにしたらいいよ。
今日は本当にありがとう。 楽しんでくれたのなら嬉しいな。
はい、ホテルに到着です。 また会おうね。 マルル~。
(このガイドさんは凄いな。 全ての予想が当たってる)
タヒチ旅行記(6)ル・ボラボラ
モーレア島の楽しい滞在を終えてボラボラ島に向かいます。
パトロールだけでなく、初めて経験することも色々とありま
したので、勉強になったなと思いました。
同じようなツアーをお客様にアレンジすることも可能ですし、
日程に余裕のある場合は11日間や12日間でも組めます。
ボラボラ島までは国内線で40分ほどで、直行便だけでなく
他の島を経由することもあります。
タヒチの国内線は2社あり、エアタヒチとエアモアナが運航
してますから、以前よりも選択肢が広がりました。
前方の座席がプレミアムクラスで、普通席はプレミアム以外
の場所がご利用頂けます。
自由席ですから、乗った人から空いてる座席に座ります。
地元の人も利用しますので、自分の隣にどのような人が座る
のかは分かりません。
今回はプロレスラーのような人が乗ってきました。
195cm、130kgといった感じでしょうか。
私の体は窓側に圧迫されて身動きは取れませんので、雑誌を
読める姿勢ではなく、ドリンクを飲む余裕もない。
後ろめたいことは何もないのに、とても肩身が狭いぞ。
少しだけの我慢だと思いながら、ボラボラ島までのフライト
を乗り切り、ようやく飛行機が着陸態勢に入ります。
自由席から降りた時に、やっと自由になれました。
最初にやってきたのは、ル・ボラボラです。
何年か前にも来ましたので、自分のことを覚えて下さってる
スタッフがいたりします。
正確には私を覚えてるのではなく、オレンジの魚を持ち歩く
日本から来た旅行会社の人として覚えてるのでしょう。
悪目立ちになってなければ良いのですが。
「イアオラナ~、ムッシュ、まんぼ~」
「あまり変わってませんが、簡単に見学をしましょう」

ー はい、こちらがガーデンヴィラです
名前の通り当ホテルのガーデンに点在しており、全20室を
ご用意しています。
最大定員は大人3名と子供1名になり、カップルだけでなく
ファミリーにもご利用頂いています。
立地がガーデンと言っても海までは直ぐの距離ですし、塀に
囲まれてプライベート感のあるお部屋ですね。
ガーデンヴィラのテラスにはガゼボがあり、まんぼ~さんが
見学の時に落ちたプールも健在ですよ ー
(まんぼ~さんが落ちた部分の説明は必要なのかな)


ー 続きましてビーチヴィラです
ビーチが目の前に広がり、定員やプールがあるのはガーデン
ヴィラと同じで、8室しかないのが大きく異なります。
先日にビーチヴィラで不思議なことがあったのですよ。
エアコンが動く時と動かない時があって、室温や風量の調節
が不安定になってしまいまして。
スイッチを切ったと思ったのに動いてたり、室温を下げたと
思ったのに下がってなかったり…。
部屋が使えないと困りますから、休んでいたメンテナンスの
スタッフに来てもらうことになったのです。
入念に調べたところ、信じられない理由が発覚しました。
なんと、リモコンの電池が弱ってました ー
(でしょうね。 それしかないと思った)



ー ガーデンのタヴァイスパも健在です。
実は…、改装の時に搬入する設備について、業者さんとの間
でトラブルになったことがありました。
本当に酷い話で、今でも悔しくて涙が出てきます。
一部のスタッフの間では、オテマヌ山の悲劇としてその話が
現在も語り継がれています。
それはそれとして、タヒチの雰囲気と最新鋭の設備が見事に
融合したスパになってますよ -
(オテマヌ山の悲劇が知りたい。 その話が気になる)


このような感じで見学は簡単に終わりました。
他の場所はスタッフがいなくても、滞在を通じて自分で自由
に見て下さいといった感じです。
荷物は先に部屋に入れて下さってるそうなので、部屋のカギ
を受け取って水上バンガローに向かいましょう。
マナバモーレアやヒルトンモーレアもそうでしたが、1月に
ゲストが減ってるとも思えません。
それなりに多くのゲストが滞在を楽しんでます。
やはりアメリカ人とフランス人が多いのかなと思います。
イアオラナ~。


水上バンガローに入って休憩していると、ふと明日のお天気
が気になりました。
スマホの天気予報を見てみると、画面には雨と雷のマークが
表示されてます。
雨だけならともかく、雷のオマケまでついてるのか。
何日も晴れてましたし、タヒチのお天気は気まぐれですから、
そろそろ雨が降っても不思議ではないのかな。
完璧だと思うタヒチツアーを作っても、お天気だけは自分の
チカラではどうにもなりません。
お客様の旅行中にも、お願いだから晴れて下さいと願うこと
しか出来ないのです。
お天気が悪かったとしても、担当者に八つ当たりはしないで
あげて下さい。
さぁ、 降りたければ降ればいいさ。

ところが、あることに気付きました。
明日のお天気だと思って見てましたけど、よく画面を見ると
今日のお天気と書いてるような。
フランス語のオージュルデュイは、「今日」だったはず。
そうか、雨と雷は明日のお天気ではなく、現在のボラボラ島
のお天気を表示してるのか。
まんぼ~ちゃんを手に持って、スマホをカメラモードにして、
テラスに出て現在のお天気を確認することにします。
雨と雷、雨と雷、雨と雷…。
ほうほう、そういうことか。 なるほどね。
ボラボラ島の天気予報なんて無理があるんだろうな。
タヒチ旅行記(5)ヒルトンモーレア
モーレア島の滞在中にヒルトンモーレアも訪問しましたので、
こちらも簡単にご紹介しておきましょう。
空港や港から車で20分程度の距離でしょうか。
私がタヒチで初めて宿泊した思い出のホテルでもあります。
エアモーレアでタヒチ島からモーレア島に移動して、色々な
ホテルを見学してから泊まったのがコチラ。
ホテルの入り口やフロントで写真を撮ってると、自分たちも
撮ってほしいとスタッフが走ってきました。
イアオラナ~。
長い目で見ると、シェラトンモーレアからヒルトンモーレア
に名前が変わり、細かな改装なども繰り返してます。
それでも元々の立地が変わるわけではありませんし、ホテル
の施設なども大きく変わりません。
そうそう、初めて来た時もこんな感じだったなと思いながら、
懐かしい気持ちになります。
初めてということは、右も左も分かってないわけです。
ところが、出会う関係者はそう思ってないもので、旅行会社
の人なら何度も来てるんだろうと思ったりします。
このような意識のすれ違いこそが、知ったかぶりを生み出す
メカニズムの1つでしょうね。

まんぼ~さん、先月にラックレートでお越しになったお客様
がいらっしゃいまして…。
と言われても、ラックレートの意味が分からないのです。
乗り物のことかな。 それとも服装かな。 ????
意味が分からないですと言うべきだろうけど、それを言うと
逆効果になることも考えられます。
分からないですと言えば、その説明で新たに分からない言葉
がトッピングされて、泥沼のようになりますから。
はいはい、分かってますよという感じを出しながら、静かに
嵐が通り過ぎるのを待つしかありません。
適当に話を合わせながら、今回はこれで乗り切れるなと油断
してると、急に展開が変わることもありました。
「まんぼ~さんはFITのお客様がメインですか?」
自分の分からない言葉が含まれる質問をされるのは、不意を
突かれるだけでなく、逃げ道が塞がれてる状況です。
ハイと言っても、イイエと言っても、その答えに対する追い
打ちの質問が飛んでくるかも知れない。
えーと ですから… どうでしょうねー。
なんて言いながら、自分に対する質問だけど、自分でも良く
分からないことにしてピンチを乗り切ったと思います。
乗り切ったことの引き換えに、おかしな人だなとレッテルを
貼られることになるのですが。

初めてタヒチに来た時のこと思い出してるうちに、スタッフ
と歩いてスパにやってきました。
まんぼ~はヒルトンのスパと相性が悪く、いつも混み合って
いて見学が出来ないことが多いです。
幸いにも今回は断られることはなく、ラウンジやジャグジー、
トリートメントルームを見学しました。
色々なメニューがありますので、マッサージを受けて日頃の
疲れを癒してみてはどうでしょうか。
営業時間は09:00から17:30です。
なんでもない写真ですけど、自分にはとても貴重な写真です。


続いて。桟橋を歩いて水上バンガローに移動してきました。
ヒルトンの水上バンガローは全部で54室あり、外観や内装
は全てが同じで、立地によってグレードが変わります。
ビーチに近いのが水上バンガロー、ビーチから離れた立地が
パノラミック水上バンガローです。
重厚な雰囲気を残しながら、ベッドやソファなどの設備には
モダンなデザインを採用しています。
ガラス越しに海が見えるフロアも健在でした。




バスルームに移動するとダブルのシンクがあり、シャワーと
猫足のバスタブがあります。
初めて来たときに、猫足のバスタブですとスタッフに言われ、
意味も分からずに知ったかぶりをしたのも良い思い出です。
ポリネシアと欧米のテイストを融合させているのでしょう。
バスルームとベッドルームの間の仕切りを上げると、視界が
開けて広く感じられる工夫もありました。
テラスは広くもなく狭くもなく、可動式のテーブルや椅子の
他にデッキチェアも置いてます。
やはりホテルの見学は晴れの日に限るな。




ざっと、こんなところでしょうか。
モーレア島のホテルも限られますので、以前よりヒルトンも
ソフィテルも混んでる印象があります。
タヒチのホテルは満室になると、後から空室が出てくるのは
珍しいので、早めに確保することが望ましいです。
ビーチに戻ってくると、昼食を提供するロツイグリルがあり、
何となく見覚えのある人がいました。
以前はフロントに勤務していたソニンさんだと思います。
送迎の車が迎えに来るまで少し時間があるし、ジュースでも
飲もうかなと。

イアオラナ~。 ムッシュ、まんぼ~。お久しぶりです。
えっ、何か変わったことですか。
あることはありますけど、私から聞いたことは絶対に誰にも
言わないで下さいよ。
2年前のことですが、アクティビティに出かけたアメリカ人
のロバートさんが行方不明になったことがありました。
好奇心が旺盛な人で、訪問したマラエから単独行動を取って
山道に入ったようなんです。
参加者が多かったので、誰もロバートさんがいないことには
気付かず、全ての行程が終わってから発覚しました。

山を捜索しても見つからず、レストランやお店に確認しても
目撃情報がなく、空港に確認しても出国した様子がない。
大変なことになってきたなと緊張が高まりました。
その昔はマラエで恐ろしい儀式が行われていましたし、夜は
街灯もなく、地元の人でも怖くて近付きません。
この島では亡くなった戦士の魂が、ロツイ山の稜線を伝って
天に昇ると言われています。
上手く天に昇れずに行き場をなくした亡霊が、マラエの周辺
で彷徨っていても不思議ではありません。
まさか、闇の世界に引き込まれてしまったのでは…。

長い夜が明け、念のためにお部屋を確認した方が良いという
判断になり、私と責任者が向かうことになったのです。
前日までの晴天が嘘のように激しい雨が降っていました。
十字架のペンダントを握りしめ、歩いてる桟橋が古い洋館の
廊下のように感じられたことを覚えてます。
その時だけはホテルが静まり返り、山の唸り声と心臓の音が
響くなか、意を決してドアをノックしました。
何も反応がなく、長い沈黙が続きます。 カチャリ。
叫び声が喉まで出かかった時に、ゆっくりと開いたドアから
変わり果てたロバートさんが出てきたのです。
ロバートさんは、真っ黒に日焼けしてました…。
(そのままやがな。 山から自分で歩いて帰っただけ)

タヒチ旅行記(4)モーレア島のレストラン
お天気が良いので、気ままにモーレア島を散策してます。
したレストランの看板が目にとまりました。

さっ、撮りたい写真も撮れたので、もう散策はいいかな。

目の前のレストランに入るのは簡単だけど、それでいいのか
まで歩いて戻ることにしよう。

メニューの黒板の一番上にステーキと書いてたので、たぶん

ステーキを食べて、微力ながらディディエさんをまんぼ~の
報酬を貰うわけではないし、利用した上での感想であるから、
ステルスマーケティングには該当しないはず。
誰がなんと言おうと、自分はディディエさんのミカタをする。
肩で息をしながら、色々なことを考えて、やっとレストラン

タヒチ旅行記(3)モーレア島の観光
イアオラナ~。

さぁ、遠くに見えるのはバリハイですよ。

皆さんの前にある大きな石組みがマラエです。

タヒチには神聖な生き物とされる大きなウナギがいます。
(なんで自分だけが神様に近づけないんだ)


ここがロツイジュースの工場です。
タヒチで有名なロツイジュースの工場で、パイナップル等の
さぁ、まんぼ~さんは私と一緒に行きましょう。
(まるで容疑者じゃないか。 監視されてる気がする)



皆さん、工場見学はいかがでしたか。


モーレア島はパイナップルの島とも呼ばれ、ガイドブックに


さぁ、ここがマジックマウンテンです。
車で登ることが出来るのは駐車場までなので、私はこちらで
待機してますから、あとは皆さんが自由に登って下さい。
10分後を再集合にしますが、まんぼ~さんだけは3分以内


このような感じで、モーレア島の観光を楽しみました。

タヒチ旅行記(2)マナバモーレア
モーレア島のマナバモーレアにやってきました。

見学のためにフロントでマリオンさんと待ち合わせをしてる

素晴らしいお天気でピーカンに晴れてます。
とにかくマリオンさんと合流できたので、これで部屋の中も


続いてやってきたのはガーデンプールバンガローです。



続いて水上バンガローにやってきました。
通常の水上バンガローとプレミアム水上があり、お部屋自体
は全く同じで立地だけが変わります。(48平米)



お部屋の見学が終わりましたので、あとはホテルの設備等を



メインレストランでは3食を提供していますし、レストラン
チっ、勢いに乗って上手くいくと思ったのにな。

タヒチ旅行記(1)モーレア島へ
成田空港のチェックインカウンターにやってくると、手続き
の開始までは少し時間があるようです。
まんぼ~ちゃんを機内に持ち込むか、スーツケースに入れて
おくかで悩むところだな。
いい大人がぬいぐるみを機内に持ち込むと、おかしな人だと
思われはしないか。
いや、もう思われてるから大丈夫。 という考え方もある。
持ち込んだところで置き場に困るだろうし、機内では写真を
撮る枚数も限られてるはず。
やはりスーツケースに入れておくか。

フラフラとレストランエリアにやってきました。
お店に入らないけど、表にあるメニューを見て、仮に食べる
としたらどれにするかと想像してみる。
ダイエットしてるし、ここで食べると機内食を残してしまう
ことになるかも知れない。
食べ物を残すなんて、バチが当たるのではないか。
いや、もう当たってるから大丈夫。 という考え方もある。
「いらっしゃいませ~ 空いてるお席にどうぞ~」
店員さんの誘惑には勝てず、お店に入ることになりました。


今回のタヒチ旅行の時期は1月です。
日本では厚手のコートやダウンが必要な真冬ですし、タヒチ
は真夏という正反対のシーズンに滞在します。
旅行日数は1週間で、お客様と同じように離島の周遊ツアー
を楽しめるように手配をしました。
モーレア島とボラボラ島に滞在しながら、幾つかのホテルを
訪問したり見学したりします。
これまでに参加したことのないアクティビティにも参加でき
ればと思ってます。
ボラボラ島では友人のジムニー君とも会う約束をしてるので、
どこかで一緒に遊べるかも知れません。
空港の長い通路を歩いて搭乗ゲートの前にやってきました。
お馴染みの青い飛行機に乗り込み、プレミアムエコノミーの
座席に腰を下ろしました。
今日は6席ほどしか空席がないので、それなりに混み合って
いる方だと思います。
飛行機で眠れる人と眠れない人がいるなら、間違いなく自分
は眠れない人です。
帰りの飛行機はクタクタになって爆睡することが多いですが、
問題は往路なんですよね。
寝てる間にタヒチに到着しましたといった感想をお客様から
お寄せ頂くと羨ましくなります。


機内食を食べても眠くならないし、観たい映画もないですし、
頭が疲れることもありません。
小説でも読もうかと思ったけど、こんな状況で読んでも物語
がイタズラに進むだけで頭に入ってこない。
読むなら読むで、落ち着いた時に読まないと。
どちらかと言えば自分は大柄だし、窮屈なのも眠れない原因
の1つだと思います。
時間が経ったと思っても、モニターを見れば日本を出発した
ばかりなので、やはりタヒチは遠いな。



そもそも、エンジンの轟音が響く中で眠るのは無理がある。
普段から耳栓やアイマスクをしてるならともかく、不自然な
物が目や耳に付いてる状態で眠れるわけがない。
少しは眠らないと。 そう思うと余計に眠れないものです。
飛行機だけに、上の空といった感じで過ごし、いつの間にか
タヒチに到着してました。
重そうなドアが開くと南国の熱気に包まれて、タヒチ旅行の
扉が開いたような気持ちになります。
さぁ、スイッチを入れて入国審査に向かうことにしよう。
ゆっくりと立ち止まって飛行機の写真を撮る余裕はないので、
歩きながら撮りました。


入国審査は前の方なので、まずまずの位置かなと。
荷物が早く出てくるかどうかは運だけど、ターンテーブルの
先頭で待ち構えていると、早めに出てきてくれました。
パンパンと自分の頬を2回叩いて、背筋を伸ばして、シャツ
やズボンのシワも伸ばした。
機内でぐっすりと寝てないけど、ぐっすりと寝た人のような
雰囲気は出せてると思う。
出口では取引先の人が待ってるので、出来るだけ早く元気な
姿で登場しなければならないのだ。
僕はビジネスクラスに乗ってきました。
という感じを出すために。

「イアオラナ~、まんぼ~さん。 出てくるのが早いですね」
「今日のビジネスクラスは混んでましたか?」
作戦成功だな。 ビジネスクラスに乗ってきたと思われてる。
「えっ、何ですか? 気圧の関係でよく聞こえないな」
パペーテ空港の皆さまに聞こえるように、もっと大きな声で
言ってほしいので、聞こえないフリをしてみる。
まんぼ~ちゃんをスーツケースから取り出し、最初の目的地
であるモーレア島に向かうために港に移動します。
道路の混み具合にもよりますが、15分ほどでしょうか。

1本早い便は乗れなかったので、予定通りの便でモーレア島
に向かうことになりました。
出発までは時間があるので、取引先の人と世間話やタヒチの
最新の情報交換をして過ごすことになります。
内容が頭に入ってこないけど、入ってるフリをするのだ。
その間も気を抜くことは出来ませんから、ビジネスクラスに
乗ってきた人らしく、元気なフリもしなければならない。
ようやく船に乗り込み、全てのフリから解放されました。
パペーテからモーレア島は船で30分です。

眠気覚ましにデッキで風に当たることにしよう。
今回のタヒチの旅行記をブログに書くなら、このあたりから
始まることになるだろうな…。
あっ! 大事なことを忘れてるのではないか。
先ほどまで会っていた取引先の人が旅行記を読んでしまうと、
これまでのフリが台無しになってしまう。
私の前では元気そうにしてたけど、実はフラフラだったのか
とバレてしまう。
たまにまんぼ~ブログを読んでますと言ってたしな。
だからといって、旅行記を書かないのは違うと思うし。
ゴツゴツしたモーレア島の荒削りな山に神様の姿を想像して、
あの人がブログを読まないことを祈りました。
フィジーのボモアイランドリゾート
フィジーのママヌザ諸島にあるラグジュアリーリゾート。
ボモアイランドリゾートから改装後にニュースが届きました。
大規模な改装を終えており、ゲストをお迎えするための新たな
ラウンジを設けたことで、特別な雰囲気を豊かに演出します。
ヴダと呼ばれるエリアでは、ゲストが1日を通じてリラックス
した時間や食事、交流をお楽しみ頂けるようになりました。
ビーチフロントのゆったりしたランチからサンセットタイムの
カクテル、そらにディナーも提供します。
レストランやヴィラダイニングでは、日替わりメニューを提供
しますので、変化に富んだ食の旅をご堪能下さい。
落ち着いた雰囲気のラウンジやバー、プールサイドのカバナや
テラスで安らぎのひとときをお楽しみ頂けます。
これまで以上に魅力を増したボモアイランドで過ごすフィジー
の休日はいかがでしょうか。



タヒチ旅行(まんぼ~VS塩)
卓球、ペタンク、腕相撲、相撲…。
タヒチでの対決シリーズは卒業したつもりなのに、旅行中の
いざこざが絶えることはありません。
海外のシャンプーやケチャップは出にくいとか言いますけど、
機内食と一緒に出てきた塩と胡椒も強敵でした。
指で袋を開けようとしても、ぜんぜん開く気配がない。
ちゃんとギザギザの部分から切ろうとしてるのに、端の部分
が少し傷んだ感じになるだけです。
乗務員さんにお願いしてハサミで開けてもらうなんてことは
したくない。 塩と胡椒に負けてたまるか。

1人で2人を相手するのは大変なので、塩だけと勝負しよう。
アレコレと角度を変えてみたりしながら頑張っても、暖簾に
腕押しといった感じで開きません。
なにっ! 隣の人の塩は開いてるぞ。
クソ、馬鹿にしやがって。 自分は相手にされてないのか。
こうしてる間にも機内食が冷めるので、少しずつ食べながら
戦ってますが、やがて食事が終わってしまいました。
もう開いたとしても意味がないし、精も根も尽き果てたので、
この戦いを終えることにします。
君の勝ちでいいよ。 おい、何か言ったらどうなんだ。
「………………………」
最初から最後まで、まさに塩対応だったな。

モルディブ旅行の明細書
良かった。 やっと見つかった。
探していたのは、まんぼ~がモルディブのホテルに滞在した
時の明細書です。
個別のサービスに対して払った値段が書いてますし、お客様
にもご案内することのある資料です。
絶対に失くさない場所に保存しようと思っていると、大事に
しすぎて保存場所が分からなくなったりしますよね。
自分で隠したドングリの場所を忘れてしまう、リスの気持ち
が分かるような気がします。

いっそのこと、まんぼ~ブログに公開しておけば、パソコン
のフォルダから行方不明になることもないのでは。
と思ったのに、ブログに公開することを忘れてたりもして。
まぁ、誰にでも同じような経験があると思います。
コンビニに行ったのに、目的の品物を買わずに帰ってくる人
も少なくないはず。 自分は何をしに行ったんだ…。
とにもかくにも、大事な資料が見つかって良かったです。
少しボケてますけど、ギリギリで大丈夫なはず。
もう絶対に失くさないぞ。

